学生募集広報基礎データ:学校基本調査

「令和7年度 学校基本調査」データのまとめ

2025年12月発表の「令和7年度 学校基本調査(確定値)」に基づき、高等教育機関の学生募集・広報戦略に不可欠なマーケット指標・ダイジェスト版を公開しましました。

高校卒業者の進路動向(令和7年度:全国合計)

令和7年度の高校卒業者数は 929,157人 です。
タブを切り替えて「募集マーケットの規模」と「選択率」の最新値を確認できます。

大学等進学者数
581,330
※通信教育部を除く
専門学校進学者数
137,652
専修学校(専門課程)
マーケット比較分析

18歳進路の潮流:R6からR7への変遷

大学等進学者(規模)
R6: 568,124
R7: 581,330
前年比 +13,206人 (102.3%)
専門学校進学者(規模)
R6: 142,468
R7: 137,652
前年比 ▲4,816人 (96.6%)

進路選択率のシフト(全国合計)

大学等進学率
62.6%
+0.8pt 上昇
専門学校進学率
14.8%
▲0.7pt 下落

R7マーケット・インサイト:統計から読み解く進路の潮流

大学シフト」の加速:
大学等進学率が 62.6% と過去最高水準へ。これは「とりあえず大学」という層がさらに増えていることを意味し、専門学校にとっては「実学の価値」をより早期に(高校1・2年次から)伝える必要性が高まったことを示唆しています。365°x365日マルチレイヤー通年接点型募集広報時代!

短大から大学学部への流出:
短大進学者がR6の 2.8万人 からR7は 2.4万人 へと減少。約4,000人のマイナスは、そのまま大学学部(53.5万→55.2万)への吸収分の一部となっており、女子学生の募集マーケットが「短大」から「4大」へ完全に移行したことが数値から読み取れます。

希少な「卒業者増」のボーナスタイム終了:
R7の卒業者数は 92.9万人 と一時的に微増しましたが、今後の推計では減少の一途をたどります(▶ 2026年問題)。今回の進学者増は「分母が増えたことによる一時的な現象」も含まれています。


R7 実数ショーケース

募集マーケット可視化:学科別の「進学者数」と「実数」

専門学校への送り出し数(実数)
商業
13,938
総合学科
13,353
工業
8,824
農業
5,979
家庭
3,465

※専門学校が「募集戦略校」として注力すべき主要学科区分

大学等への送り出し数(実数)
専門:その他
24,870
総合学科
19,781
商業
17,750
工業
11,564
看護
3,495

※指定校推薦や総合型選抜での「大学シフト」が顕著なゾーン

専門学科・総合学科のマーケット・インサイト

1. 「専門高校・総合学科」は大学募集の“新・激戦区”へ

普通科の大学進学率が飽和状態にある中、大学側は「専門高校生優遇入試」や「総合型選抜」を武器に、実数で約7.7万人規模(商業・工業・総合学科の合計)の進学者マーケットへ攻勢をかけています。専門学校にとっては、単なる「実技の継続」ではなく、大学にはない「即戦力化のスピード」を高校1・2年次から刷り込む「365日マルチレイヤー接点」の構築が学生募集の成否を分けるポイントとなっています。

2. 資格・専門職への「学歴フィルター」の変化

看護学科の大学等進学率 89.3% が象徴するように、かつて「高卒+専門課程」で完結していた資格職のマーケットが急速に「学士(大卒)」へと吸い上げられています。専門学校側は、「大学等進学」というオブジェクトの中にどう自校を組み込むかという高度な広報ロジックが求められています。

3. 「2026年問題」のカウントダウンと専門学科の価値

令和7年度の高校卒業者数微増は、いわば嵐の前の静けさです。2026年以降の本格的な分母減少期において、特定のスキルを持つ専門学科生は、大学からも企業からも、そして専門学校からも奪い合われる「超・希少資源」となります。実数で数千人規模を維持している「工業・農業・商業」といった伝統的専門学科とのパイプラインを今のうちに「がっちり」固められるかが、今後の生存戦略の分岐点です。


2026.01.19 UPDATE

令和7年度 学校基本調査:詳細データ・アーカイブ

募集戦略の策定や会議資料の作成に。各学校種の最新統計を網羅しています。

「みんなで利用しよう」ナレッジステーションのオープンデータ宣言

当サイトのデータまとめは、コピー・ダウンロード自由です。募集広報資料への引用や社内報告書への転載など、広報事務の負担軽減(DX推進)にぜひお役立てください。


24時間 × 365日 × マルチアクセスできるナレッジステーション

下記は、令和6年度データです。近々、令和7年度版に変更いたします。

区分学校数学生数入学者数
合計813校2,62,8,310人628,766人
国立86校433,387人99,386人
公立103校147,654人35,814人
私立624校2,047,269人493,566人

関連データ学部別入学者数

設置者1位学部入学者数
国立工学部18,544人
公立工学部2,550人
私立経済学部40,778人

└  令和6年度学校基本調査

区分学校数学生数入学者数
合計297校74,732人33,477人

関連データグラフ

*パソコンアクセス前提のUIです。

30年間で入学者数が1/8に激減。
1校あたり入学者は430人→113人へ


区分学校数学生数入学者数
合計2,676校558,255人255,391人

関連データ

*パソコンアクセス前提のUIです。

関連情報:外国人留学生

留学生数336,708人 – 前年比57,434人 (20.6%)増
コロナショックからの回復が鮮明
2020→2022 年にかけて総数は減少しましたが、2023 年には 20 % 以上、2024 年にはさらに 57 千人増と急伸。大学(学部)・専門学校とも大幅に戻しており入国制限解除の影響が色濃く出ています。

大学(学部)は過去最高を更新
87 ,421 人(2024 年)は最も多い値です。

専門学校は “V 字” 回復
2020 年 79 ,598 → 2023 年 46 ,325 と底を打った後、2024 年には再び 76 ,402 人へ。
コロナ禍前水準まであと一歩という勢いです。

外国人留学生数 ― 直近5年間の推移(各年5月1日現在)

単位:人 データ:Study in Japan

年度留学生総数大学(学部)短期大学専門学校
2024336,70887,4213,26576,402
2023279,27480,3621,95546,325
2022231,14672,0471,86351,955
2021242,44473,7152,33170,268
2020279,59779,8262,82879,598

グラフ

*パソコンアクセス前提のUIです。

参考情報
└ 専門学校と外国人留学生のいま
└  専門学校plus – ブログ
└  教育未来創造会議第二次提言
2033年までに外国人留学生の受入れを40万人とする目標

学校基本調査公表スケジュール

学校基本調査・12月中旬
リンク学校基本調査(文部科学省)
リンク(KS)学校データのまとめトップページ

令和7年12月26日、「令和6年度学校基本調査」が文部科学省より公表されました。

ご注意ください

ナレッジステーションの掲載学校数

ナレッジステーションの掲載学校数は、文部科学省の学校基本調査で発表される学校数ではなく、ナレッジステーション上でご紹介する学校数です。また、開学予定の学校も含まれています。ご了承ください。文部科学省の「学校数」には、募集停止の学校も正規の廃止手続きが完了しない限り含まれ、それらの要因等もあって差異が生じています(詳細)。

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└  公的データを活用した学生募集広報基礎データ


関連データ:KSlimited